稼げる仕事に転職したい!
モデル年収の見方と注意点をご紹介します。

目次

モデル年収とは?

仕事をする上でお金の問題は重要ですよね。しかし、実際にはなかなか口に出すことができないものです。

でも、一度想像してみてください。複数の会社から内定をもらったとします。スタートの給料は同じですが、モデル年収だけが違うという状況です。

A社のモデル年収は年収700万円(28歳、勤続年数3年)で、B社は年収350万円(28歳、勤続年数3年)、C社は年収420万円(28歳、勤続年数3年)です。

モデル年収を比較してみると、勤続年数3年のうちの1社だけが高いことがわかります。

「もしかすると、3年後には今より倍以上の給料がもらえるかもしれない」と思いませんか?

転職活動を始めたときには「お金はまあまあで良いかな」と考えていても、実際に選択肢が目の前に現れると、人間の心は揺らいでしまうものです。

しかし、単純にモデル年収だけを比較して最終的な決め手にすると、後悔することもあるかもしれません。

そこで今回は、モデル年収とは何か、見るべきポイントと注意点についてご紹介します。

そもそもモデル年収って何?

求人情報を見ると、「モデル年収」という言葉を目にすることがあります。ご存知の方も多いでしょう。

その名前の通り、モデル年収とは会社のロールモデルとなる年収例のことです。

企業によっては、勤続年数ごとに表示している場合もあれば、役職ごとに表示している場合もあります。基本的には求人情報を掲載する会社が自由に設定しています。

重要なのは、モデル年収はあくまでも参考例であるということです。稀に、「私も3年働けば450万円もらえるんだ」と思われる方がいらっしゃいますが、実際にはそうではありません。

大抵の企業は、モデルとなる社員の給与例を掲載しています。勤続年数3年のモデル年収が載っていれば、「私も3年活躍すれば450万円もらえるんだ」というのが正しいでしょう。

もちろん、目を見張るような成果を出していれば、モデル年収以上の給料をもらえることもあります。
逆に、ほどほどの成果であればモデル年収よりも下回る可能性もあります。

なぜモデル年収は高いのか?

モデル年収の中でも注意が必要なのは、驚くような上昇率を示す年収です。

例えば、入社時の年収が300万円であったとしても、勤続年数3年後には700万円になっていることもあります。

これはとても嬉しい話ですが、一般的にはそう簡単にはいきません。

転職活動を成功させるためには、ここで「なぜ年収が大幅に上がったのか?」と冷静に考えることが重要です。

営業職であれば「インセンティブ(歩合給)」が大きく影響しているのかもしれませんし、エンジニアであれば「残業手当」が大きな要素となっているのかもしれません。

もし給与がその要素によって変動するのであれば、1年間だけモデル年収に書かれている給料を稼いだとしても、翌年以降は保証されているわけではありません。

給与を維持するためには、引き続き残業代を稼ぎ続ける必要があるのか、それともインセンティブに頼り続ける必要があるのか、ということです。

つまり、重要なのはモデル年収の「内訳」を見ることなのです。

モデル年収の内訳から見る「会社選び」

モデル年収の内訳を知ることで、その企業での働き方や雰囲気がある程度分かってきます。

もしインセンティブが大部分を占めているのであれば、数字で結果を出し続ける必要があるでしょう。

一方で残業代が大部分を占めているのであれば、単純に拘束時間が長いということです。

もちろん、固定給が上がっている可能性もあります。モデル年収には基本給以外にも役職手当や資格手当など、さまざまな手当が含まれている場合もあります。

また、企業によっては年功序列で昇給するのか、実力主義で昇給するのかも異なります。

モデル年収を見るだけでも、企業の「内側」が少しだけ見えてきます。

転職活動をする際には、1年だけ働くつもりで会社を選ぶ人はほとんどいないでしょう。長期的に5年や10年、定年まで働くつもりであれば、今回の転職理由と企業がマッチするのか考える必要があります。

最後は「自分に合った」企業選びを

モデル年収だけに短絡的に飛びつくと、入社後のギャップが大きくなる可能性があります。

稼いでいる社員は平日遅くまで働いたり、休日も仕事をすることもあるかもしれません。

あるいは毎日学習が必要な状況かもしれません。

若く経験の浅い段階で「稼ぐ」ことは簡単ではありません。

早期退職を避けるために重要なのは、この大変さを知り、覚悟の上で入社することです。また、転職した理由と企業のマッチングも考える必要があります。

お金はもちろん重要ですが、それだけをモチベーションにして働き続けることはなかなか難しいものです。

そして、一度多くのお金を稼いでしまうと、数年後に合わないと感じて転職しようとしても、年収を維持するのは容易ではありません。また、税金も多く支払うことになります。

「稼げる仕事」だけが重要だったのでしょうか。この会社で「稼げる理由」は一体何なのでしょうか。

もう一度よく考え、後悔のないように企業を選ぶことをおすすめします。

転職活動は重要な人生の選択です。

あなた自身がその会社で長く働くかどうか、将来のキャリアや生活に大きく影響を与える可能性があります。

ですから、モデル年収だけにとらわれず、自分に合った企業を選ぶことが重要です。

「稼げる仕事」とは、ただ単に給料が高いだけではありません。仕事内容や働き方、人間関係、成長の機会など、多くの要素が関わってきます。

まずは自分自身の価値観やキャリア目標を明確にしましょう。どのような仕事に興味を持っているのか、どのような環境で働きたいのかを考えてみてください。

そして、転職先の企業を選ぶ際には、モデル年収だけでなく、以下のようなポイントも考慮しましょう。

仕事の内容とやりがい:
 自分のスキルや専門知識を活かせるかどうか、成長やステップアップの機会はあるかなどを確認しましょう。
企業文化と働きやすさ:
 社風や価値観が自分に合っているかどうか、働きやすい環境や福利厚生は充実しているかなどを考慮しましょう。
キャリアの展望:
 将来的にどのようなキャリアパスが用意されているのか、昇進や昇給のチャンスはあるかなどを確かめましょう。
ワークライフバランス:
 労働時間や休暇制度、フレックスタイム制度など、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかを確認しましょう。

これらのポイントを考慮しながら、自分に合った企業を選ぶことが大切です。転職活動は一度きりのチャンスではありませんので、焦らず慎重に進めてください。

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