面接時の話の聞き方をおさえよう

面接時にはどうしても、自分が話すことに意識が集中してしまいがちなもの。しかし面接官はあなたの話を聞いているだけではありません。今回はビジネスマンにとっても重要な、話の聞き方・聞く態度についてご紹介します。

目次

聞き上手は面接にも受かりやすい?

話を聞く力は、ビジネス上で重要な財産です。聞くことは単なる情報収集ではなく、互いの信頼関係を構築することにも繋がります。自分の話に興味を持って聞いてくれる人に、人は良い印象を持ちやすいもの。それは面接の場でも同じことです。

面接官が会社の説明や仕事の内容を話す時に、自分の聞く態度や、聞き方は選考結果に大きく影響を与えます。会社の話に対して興味が無さそうに見えてしまえば、入社意欲の無い人だと思われてしまう可能性もあり、時には相手に不快感を与えてしまうかもしれません。どれだけ自分が話した内容が素晴らしくても、話の聞き方が悪ければ面接も上手くいかないでしょう。

面接で判断するのは書類上で見抜くことが出来ない「意欲」や「人柄」です。そのどちらにも、話の聞き方を意識することは大切なのことなのです。

情報を多く得ることが出来る

話の聞き方が上手な方は、相手からより多くの情報を得ることが出来ます。元々は話すつもりが無かった内容も、思いがけず話すこともあるでしょう。面接は会社が採用する人を決める選考の場でもありますが、同時に自分が働きたい会社かどうかを判断する為の場でもあります。

今はインターネットにも様々な情報があふれていますが、書かれている内容が事実かどうかを判断することは難しいものです。面接では会社の正確な情報や、インターネットなど会社の外からでは分からない情報を収集することが出来ます。

正確な情報は多いほど、会社に入社した後もギャップ無く働くことが出来ます。「こんなはずではなかった!」と入社後に感じないようにする為にも、話を聞くことはとても大切なのです。

「質問をたくさんすれば良いのでは?」という話ではありません 

会社への質問時間で自分が聞きたい「給与」「休日」「残業時間」ばかりを聞くことは印象が悪くなりますので避けましょう。質問をするのではなく、話の聞き方を良くすることで、相手の話を引き出していくのです。

聞いているつもりでは駄目

興味を持って話を聞いていても、相手に伝わらなければ意味がありません。自分は興味を持って聞いていたつもりでも、相手から見ると興味が無さそうに見えることもあります。話は聞いている「つもり」では駄目。主観ではなく、客観的に相手から見て「聞いている」と思わせることが重要なのです。

特に対面で相手の話を聞くことに慣れていない方は注意した方が良いでしょう。自分が思っている以上に、自分の話の聞き方は相手から見ると興味が無さそうに見えていることがあります。

聞き方・聞く態度のポイント

1、相手の目を見て話を聞く

普段、相手の話を聞く時に、相手の目を見て話を聞いていますか?目を見る癖が無い方は、面接やビジネスの場では必ず意識しましょう。どこか違う方向を見ながら相手の話を聞くことは相手に不快感を与えることもあり、また興味を持って話を聞いているようには見えません。

長めの話であれば、ずっと相手の目を見ている必要はありません。長時間目を合わせ続けているとお互いに気疲れしてしまいます。話の始まりに3秒間相手の目を見て、3秒目を離し、3秒また相手の目を見ることの繰り返しが丁度良いでしょう。目を見ることが難しい方は鼻のあたりを見ていても大丈夫です。

目に力を入れすぎると、相手に緊張感を与えてしまうこともあります。あくまでも自然を心掛け、話の内容に合わせる必要はありますが少し目尻が下がり笑みを浮かべているような柔らかい表情であれば、相手はより話しやすい空気を感じるでしょう。

2、相手の話にうなづく

まったく動きが無く固まっていると、本当に話を聞いているのか、相手に不安な印象を与えてしまいます。適宜、話の間でうなづきを入れましょう。細かく何度もうなづくよりも、1回深くうなづいた方が相手に信頼感を与えます。

うなづくことに慣れていない方は、自分の聞き方を動画で撮影して、客観的に確認することも1つの手です。多くの人が、自分が思っている以上に動きが小さいことに驚くと思います。最初は少しオーバー過ぎると感じるくらいに、動かしてみた方が良いでしょう。自分ではうなづいているつもりでも、相手から見るとほとんど動いていないように見えてしまうことが多いです。

最初はオーバーに、そこから少しずつ適切なうなづきの深さを、自分で調整して体に覚えさせていきましょう。

3、相づちを入れる

相づちもうなづきと同様、あまり慣れていない方も多いかと思います。しかし相づちも、相手に話を聞いていることをアピール出来る重要なツールです。その場に応じた相づちを入れることで、相手の話も盛り上がっていきます。

タイミングもとても大切。相手の話すスピードやテンポに合わせて適切な相づちを打てるようになりましょう。逆に間が空いてしまうことや、相づちが早すぎてしまうと、相手の話す気分を害してしまうこともあります。相手と呼吸を合わせることが必要になります。

相づちの種類について

目上の人と話す際に、最も多く使われる相づちは「はい」という言葉でしょう。しかし何でもかんでも「はい」と返事や相づちをしていることも良くありません。その場の空気や流れに応じた適切な相づちを入れるようになることで、話の聞き方は格段に良いものになります。

・肯定を表現する相づち

「はい」「ええ」「そうですか/そうですね」「その通りです」など

・否定や謙遜を表現する相づち

「いいえ」「とんでもございません」「そんなことはございません」など

・疑問や驚きを表現する相づち

「そうなんですか」「どのようにでしょうか」「いつからでしょうか」「本当ですか」など

・感心を表現する相づち

「すごいですね」「素晴らしいですね」「いいですね」など

上記のような相づちを、話の内容に合わせて使い分けましょう。慣れていない方は家族・友人に協力していただき、練習することをお勧めします。

相づちをまったく使わないことも駄目。的外れのタイミングで使うことも不快感を与えます。何度も練習を重ねて、相手にとって話しやすい相づちを入れることのトレーニングが必要です。

4、話の途中でさえぎらない

相手の話に途中で割り込むことや、口を挟むことは避けましょう。相手に大変失礼なことです。話す気も失わせてしまうでしょう。

もし自分が相手の話の途中で、何か言いたいこと・聞きたいことが出来たときや、何かをひらめいたときも必ず相手の話は最後まで聞き、そのうえで自分が話すことを心掛けてください。特に頭の回転が速い人は、途中で何か言いたいことが出来るときもあるでしょう。しかし自分が話したいときに話をすることは、自己中心的な印象も与えてしまいます。

相手が話をしている時は話を聞くことに集中し、話を終えるのを待ってから自分の話をしましょう。

話の聞き方、聞く態度まとめ

話す方にばかり気を取られ、話の聞き方や態度には無頓着になっている方も少なくありません。しかしビジネスの場においては、話すこと以上に相手の話を聞く力を求められることもあります。面接だからということではなく、話の聞き方を良くすることはビジネスマンとして成長したことを意味するのです。

面接においては話すことだけがアピールではなく、話の聞き方もアピールポイントであることを理解しましょう。相手が話をしている時は、自分をアピールする、そして多くの情報を得る為のチャンスです。そしてチャンスを逃さないようにする為には準備や練習が必要です。

聞き方に無頓着になっている方は是非、話を聞くことの練習を重ねてください。特別に時間を作って家族や友人に協力してもらわずとも、普段の生活から意識を変えれば出来ることです。自分の聞き方や態度を変えることで、相手の話し方や内容も変わることが実感出来るでしょう。

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