元々60分と聞いていた面接が30分で終わってしまった…。あるいはもっと短く面接が終わってしまった経験を持つ人は少なくないはずです。面接時間が短いと不採用なのでは?と思われることも多いでしょう。
しかし面接時間が短いからと言って不採用だとは限りません。不安を少しでも解消出来るよう面接時間が短くなる理由をご紹介します。
面接は時間よりも内容
面接が元々予定していた時間より短くなることは、実は少なくありません。そもそも面接時間はお互いの都合を鑑みて、想定している面接時間よりも少し長めに取っていることもあるからです。
面接官が面接結果を判断するのは、相手と話した時間ではなく話した内容であることを認識しましょう。たとえ10分だとしても面接官が合格だと判断していれば面接結果は合格なのです。
それでも面接時間が短ければ、面接を受けた側としては不安になるもの。面接時間はなぜ短くなるのか、その理由を3つご紹介します。
面接時間が短くなる理由その1~書類・経験上で合格ラインにいた~
中途採用であれば書類上で判断出来る情報も多いもの。採用したいと考えている、あるいはそれ以上の経験やスキルを持っているかは書類で判断することも可能です。
面接でもスキルや経験の確認が出来れば終了してしまうこともあります。その場合は面接時間は想定よりも短くなりますが、結果としては選考に通過することでしょう。
面接時間が短くなる理由その2~ビジネスマナーや身だしなみが不合格だった~
面接での第一印象で不合格だと思われてしまったケースです。面接序盤での無礼な立ち振る舞いやビジネスマナーの不出来は社会人として不適格だと判断されてしまいます。
また身だしなみを整えることも社会人として最低限のマナー。寝癖やスーツの汚れが付いている、着こなしなど身だしなみが整っていないことは面接官に不快感を与えてしまうこともあるでしょう。
「社会人の基本が出来ていない」と判断されれば、面接は短時間で終わってしまうこともしばしば。「面接を行なうまでも無い」と思われてしまわないよう、最低限のマナーとして立ち振る舞いや身だしなみは注意して面接に臨みましょう。
面接時間が短くなる理由その3~合否判断可能な情報が出た~
冒頭に述べたように面接は時間ではなく内容で判断されるものです。合否判断が出来る情報が出揃ったと面接官が考えれば、面接が早めに終了することも少なくありません。
また面接が開始して序盤に合格か不合格かを判断する質問を投げかけ、その後の質問はあくまでもプラスアルファとして行なうことも。面接が10分程度で終了してしまったが結果は合格であることも事例として多く、面接時間が短かったから落ち込む必要はありません。
だからこそ面接序盤での回答は合否判断に重要な比率を占めると言えます。未経験者のポテンシャル採用であってもそれは変わりません。
特に面接序盤で聞かれることの多い「自己紹介」「転職理由」「志望動機」などは相手に分かりやすく伝えることが必要でしょう。企業研究など事前準備を行なってきているかも分かりやすいのが面接序盤。まったく企業のことを調べてきていないと分かってしまえば、それも面接官が合否判断するには十分な内容です。
企業への質問内容を判断基準としている企業も
企業から質問されることだけを面接だと思ってはいないでしょうか?企業から質問されることだけを面接と考え、すぐに終わってしまったからと言って企業に対しても質問しない方がいらっしゃいます。
企業によっては面接で質問することだけではなく、企業に対しての質問数や質問内容を選考の大きな判断基準として考えているケースもあります。その場合は企業から質問されることは短時間で終わってしまうかもしれません。
大切なのはその後、企業から「何か質問はありませんか?」と質問されてからです。短時間で面接(企業からの質問)が終わったからと言ってしょんぼりしてしまうと逆質問の機会も逃してしまうことにも繋がります。